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2020-10-29

産婦健診について

今日、久しぶりに外に出て景色を見回しました。
入院した頃は木々が青々しく葉っぱが茂っていたのに、もう紅葉が始まっていて落ち葉が見られ本当に季節が変わっているんだなと実感しました。

退院して1週間が経ちました。
浜田に戻ってきてからは、旦那さんの実家に100%甘えさせてもらい寝食共にお世話になっています。
そのお陰で入院中にはなかった食欲がしっかり戻り、体力も戻りつつあるのを感じています。
2〜3時間毎の搾乳でしっかり寝ることはできていませんが、案外間で深い眠りについているようで時間になるとスッキリと目が覚めます🍼
妊娠中も1〜2時間毎にトイレに起きていたのであまり苦ではありませんが、やはり日中はどこかで休まないと「疲れたなぁ。」と感じます。
赤子さん達がいない私でもそう感じるのですから、赤ちゃんがそばにいて育児をしているお母さん達はもっと感じているだろうなと、仕事だけでは想像でしかわからなかった身体の正直な声を感じることが出来ました。

産後2週間程度過ぎました。
以前の記事にも書きましたが、このタイミングで身体と心の回復を見るために「産婦健診事業」というものが各市町村で実施されています。
これは産後うつ予防の一環として、厚労省で推奨されている事業になります。
浜田市、江津市共に実施されていますね!

産後2週間くらいの時期は、入院中はすぐに助産師に不安や疑問を聞くことができていた環境から、急にその手がなくなる時期です。
また、赤ちゃんも入院中の様子とは少し変わってきて、今まで泣かなかった時間に泣いたり、あやしても泣かせるとすぐに起きて泣いたり、授乳してもグズグズしていたり。。状況が変わってきてお母さん達は不安を強く感じる時期と言われています👶
その時期に医療機関にかかることで、身体の調子を確認したり、育児の相談にのる機会として「産婦検診事業」があります。
浜田市:https://www.city.hamada.shimane.jp/www/contents/1600407671536/index.html
江津市:https://www.kosodate-hitomaro.jp/publics/index/56/#block343

私も実際、産後2週間経ってみてこう思いました。
「話が出来るだけで安心する」

産後のお母さんの気持ちが安定するために「ミルクピッチャー理論」というものがあります。

出典:https://news.yahoo.co.jp/byline/nakanokaori/20180601-00085736/

お母さんが落ち着いて育児をするためには、お母さんのミルクピッチャーが溢れるほどの愛情や満たされ感を感じることが必要です。
そのミルクピッチャーを満たすためには、家族からのサポートや助産師や保健師、他専門家のケアを受け
「自分は愛されている」
「自分のことをわかってもらえている」
と感じることが必要。。という理論になります。
お母さんが満たされていないと、その「満たされたい」という気持ちが弱者になる赤ちゃんや子供に悪い方向の愛情表現に繋がる可能性があります。

この2週間、母乳がなかなか出ないことに
「これ以上出なかったらどうしよう。」
「このまま止まってしまったらどうしよう。」
「もっと母乳をあげたいのに、ミルクの方が多い。。」
と、気持ちが揺らいだり、赤子さん達がそばにいないので
「この間に何かあったらどうしよう。」
「ちゃんと生きているかな。」
と、見えない状況に不安になったりしました。
また、助産師だから「〜しなきゃ」「この時期はこうあるべき」など教科書にのってる知識に囚われて「〜するべきお化け」に取り憑かれているところもありました👻(まだあるなぁ。。)

そういう時に家族と赤子さん達の話をして笑うことで安心したり、生活の面でも「休みなね。」と甘えさせてもらったり
元同僚の助産師がLINEで連絡をくれて、「わかるよ〜そういうの。私もそうだったもの〜」
と、私の気持ちを否定せずに理解をしてくれました。
また、社会に出ている人と話をすることで「社会からの置いてけぼり感」も感じることが少なかったように思います。

育児をしているお母さん達は、社会から遠ざかってしまいテレビやネットから世間の情報や育児情報を受けることが多い世の中になっています。
ネットには様々なことがのっていて、一見役にたちそう〜!と思うと思います。
そして知らない間に、お母さん達やサポートしてくれる家族の側に「べきお化け」がやってきてしんどい状況になってるように思います。

ネットの情報は、載せている人の経験談で自分の赤ちゃんとはイコールにならないことが多いです。
育児書もそうです。
1番の参考書は、目の前にいる赤ちゃん。
そして、その状況をわかってくれて一緒に見てくれる家族や近くの専門家だと思っています。
そのために妊娠中から、妊娠中の身体や心の変化について、産後にして欲しいこと、して欲しくないことを話合うことが必要だなと思っています。

そして是非この「産婦健診事業」を使って、近くで見てくれる専門家と繋がって見てください☺️
できれば妊娠中から繋がれると尚いいなぁ〜🤔と思います🤗

私も今は休業中ですが、復帰後は「産婦健診事業」を請負います。
是非活用してください🤗

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